【レビュー/評価】『噛みあわない会話と、ある過去について』辻村深月の感想
引用:Amazon商品ページ
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読書家:1日1冊以上読書しています!
元々は読書大嫌い
本のジャンルを問わずレビューしてます。
○リアルな話が好きな人
○短編集が好きな人
今回は、辻村深月さんの『噛みあわない会話と、ある過去について』を読んでいこうと思います!
なんだか意味深な題名ですね・・・
鳥肌必須の作品とのことです。
内容がとても気になります!
では、早速読んでいこうと思います!
【あらすじ】
あなたの「過去」は、大丈夫?
美しい「思い出」として記憶された日々――。
その裏側に触れたとき、見ていた世界は豹変する。
無自覚な心の内をあぶりだす「鳥肌」必至の傑作短編集!
引用:Amazon商品ページ
【私的満足度】
読みやすさ ★★★★☆
表 現 度 ★★★★★
おもしろ度 ★★★★☆
総合満足度 ★★★★☆
【感想】
なんだかリアルな物語すぎて鳥肌がたちました・・・
無自覚な行動って怖いですね・・・
それでは、私が感じたことを少し書いていこうと思います。
① 鳥肌が立つ物語
この作品には、4つの物語が収録されています。
そのどれもが鳥肌ものでした!
しかも、どの話もジャンルが違う鳥肌・・・
そして、短編だからとても読みやすい・・・
読みやすいのに、しっかり鳥肌なんです!
なんて、恐ろしいのか笑
読書初心者の方でも、しっかり鳥肌が立つ内容となっていました。
② 物語の後味
この作品には、4つの物語が収録されています。
どの物語も読後の後味があまり良くありませんでした・・・
辻村さんの作品の中では、珍しい部類?なのかもしれませんね!
なので、とても新鮮な気持ちでこの作品を読むことができました。
「後味が悪い作品はちょっと・・・」と思う方もご心配なく!
マイルドな悪い後味となっていましたので、きっと大丈夫です(たぶん笑)
ハートフルな作品に飽きてきた人は、ここで少し後味がわる作品に触れてみてはいかがでしょうか?
もしかしたら、新しい扉が開かれるかもしれませんよ!
③ 私たちの無自覚
私がこの作品を読み終わって感じたことは、
「もしかしたら、無自覚に相手を傷つけているかもしれない」です・・・
生活をしていると、無自覚に人を傷つけてしまうことがあるかもしれません。
本人はもちろん無自覚なので、人を傷つけているつもりはありません。
それが、また厄介だったりするんですよね・・・
無自覚だから、言ったことや行動したことを覚えていなかったりします。
それが発端になり、その後大きな事件になることも・・・
というようなことを考えさせられた作品でした。
心に思っていることは、簡単に隠すことはできないんですよね。
なので、私はおとなしく素直に生きることにします笑
素直に生きるのが一番いいのかもしれませんね・・・
【まとめ】
今回は、辻村深月さんの『噛みあわない会話と、ある過去について』を読んでみました。
少し後味が悪い作品でした・・・
でも、マイルドな悪い後味だったので、ご安心ください!
また、自分の無自覚を痛感させられました。
あなたも無自覚に感情を表面に出しているかも・・・
ハートフルな作品に飽きてきた方は、この作品を読んでみてください!
新しい発見があるはず!?
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