黒崎江治『伊勢佐木マスカレイドスクウェア』感想|謎とマスクに満ちた物語の真実に迫る!
引用:Amazon商品ページ
⚪︎ブログ運営者kimkim紹介
読書家:1日1冊以上読書、累計1000冊以上読了、元々は読書大嫌い
小説やビジネス書、エッセイなど幅広いジャンルを扱い、読書の魅力を発信しています。
皆さんが気になる本を見つけられるよう、詳細に書評をします。
○リアルな設定が好きな人
○登場人物の成長を感じたい人
・
『伊勢佐木マスカレイドスクウェア』を読んでみました!
正直、めちゃくちゃ引き込まれたし、読後感も最高だったんです~!
今回は、そんな『伊勢佐木マスカレイドスクウェア』の魅力を、私なりに語り倒していきますので、ぜひ最後までお付き合いください!🌟
目次
『伊勢佐木マスカレイドスクウェア』とは何か
物語の舞台・伊勢佐木とは
物語の舞台になってる「伊勢佐木」って、神奈川県横浜市に実在するエリアなんです。
伊勢佐木町っていうと、ちょっとレトロで雑多な雰囲気が魅力の街。
繁華街なんだけど、どこか哀愁が漂ってるんですよね。
黒崎さんはこの街のリアルな空気感を、絶妙に物語に落とし込んでます!
読んでると、「あれ?これって本当にあの通りのあそこ?」って思っちゃうぐらい、臨場感がすごいんです!
「マスカレイドスクウェア」の意味を考察
タイトルの「マスカレイド」って「仮面舞踏会」って意味ですよね。
「スクウェア」は「広場」。
つまり、マスクをかぶった人たちが集う場所っていうイメージ!
この言葉が、作品全体の雰囲気をすっごく象徴してるんです。
正体を隠し、マスクをつけたまま関わり合う人たち…。
まさに現代社会の縮図みたいで、読んでてグサグサ刺さりました…!
物語のあらすじと魅力
簡単なあらすじ紹介
2038年の横浜、伊勢佐木町。犯罪者の制圧を生業とする沖田とヒバナは、人々を暴力に駆り立てる〈白い羊〉が同業者の死に関わっていることを知る。しかし銃とチェンソーで切り開いた道の先は、悪意と毒がわだかまる窮地だった。ふたりは伊勢佐木町きってのアドレナリン中毒者に命を握られ、無謀な任務を強いられる。その一方で考えることに飽いた人々は、陰謀と暴力のスクウェアで狂おしく踊り――
引用:Amazon商品ページ
本作の持つ独特な世界観
この作品、空気感がとにかく独特なんですよ!
日常と非日常の境目が、ふわっと曖昧になってる感じ。
読んでるうちに、こっちまでマスカレイドスクウェアの常連になった気分になっちゃうんです。
特に、夜の街の描写がエモすぎて!
「こんなところに行ってみたい!」って本気で思いました!
こんな人におすすめしたい
自己成長を求める人に響くテーマ
あと、成長モノが好きな人にもめちゃくちゃおすすめ!
登場人物たち、それぞれに悩みや後悔を抱えてて、物語を通してちょっとずつ前に進んでいくんですよね。
読んでるこっちも「私も頑張らなきゃな」って励まされる感じ。
共感ポイントが多すぎて、何回も胸アツになっちゃいました!
登場人物のバックグラウドを深く知りたい人
本作は登場人物のバックグラウンドについても深く書かれていました!
特に主人公のパートナーのバックグラウンドが個人的には好きです。
それが、結構壮絶なバックグラウンドだったりするんですよ・・・
正直、エグかったです。
そんなリアルなバッグラウンドが描かれているのも本作の魅力!
エグい設定が好きな人には、ぜひ読んでいただきたいと思います。
『マスク』の謎に迫る
マスクの意味と象徴
この「マスク」、単なるアイテムじゃないんです。
マスクをかぶることで、本当の自分を隠し、でも逆に心が解放される…。
そんな矛盾したテーマが作品全体に流れてて、めちゃくちゃ深い!
「自分も、何かマスクをかぶって生きてるかも…」って、ちょっと考えさせられました。
読後の感想と考察
物語を読み終えて感じたこと
いや~、読了後、しばらく余韻がハンパなかったです!
「人って、完全にわかり合うことはできないけど、それでも繋がろうとするんだな」って、あったかい気持ちになりました。
正直、最初は「マスクとかちょっと厨二っぽくない?」とか思ってた自分を殴りたい笑
めちゃくちゃ深いテーマでした!!
個人的な考察と解釈
私なりの解釈ですが、
この作品は「マスクを外すこと」じゃなくて、「マスクを理解すること」が大事なんじゃないかと思ってます。
みんながみんな、自分を守るためにマスクをつけてる。
でも、それを責めるんじゃなくて、認め合うことが「本当の繋がり」なんじゃないかなって。
読者に伝えたいメッセージ
ちょっと人生に悩んでる人にもぜひ読んでほしいです!
「自分の弱さも含めて、大事にしていいんだよ」って、メッセージを伝えてくれる。
そんな素敵な一冊でした!
皆さんもぜひ『伊勢佐木マスカレイドスクウェア』、読んでみてくださいね!
こんな素敵な物語、見逃したらもったいないですよ~!