【ネタバレなし書評】『引き寄せの法則は嘘である: 逆寄せの法則』Yoshie|“願えば叶う”の盲点を暴く

引用:Amazon商品ページ

 

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 読書家:1日1冊以上読書、累計1000冊以上読了、元々は読書大嫌い

 小説やビジネス書、エッセイなど幅広いジャンルを扱い、読書の魅力を発信しています。

 皆さんが気になる本を見つけられるよう、詳細に書評をします。

 

 
こんな人におすすめ!
○幸せを掴みたい人
○引き寄せの法則がうまくいかない人

「願いごとノート、もう何冊目だっけ…?」

そんな私がページを閉じて、そっと深呼吸しちゃった一冊です。

 

本書は、“引き寄せの法則”に長く向き合ってきた著者が、「全部やってみたけど、思ったほど叶わなかった」という正直すぎる体験から書き起こした、言わばリセット本。

でも安心してください。ネタバレはしません。

核心のメソッドはぼかしつつ、読後に残るモヤッとをスッと晴らす「読みどころ」と「考えどころ」をお届けします。

 

結論から言うと――「願えば叶う」の“願う”に寄りかかりすぎると、むしろ遠回りになるよ、という話。

ここに“逆寄せ”という視点が効いてくる。

私も読みながら、「あ、私、願う前に“やめること”から始めたい…!」って素直に思っちゃいました。

 


特におすすめの読者像

 

働く女性会社員に刺さる

 

毎日タスクに追われつつ、「キャリアもプライベートも、もうちょい上手く回したい!」って思いますよね。

本書は“スピリチュアルで全部解決”ではなく、時間・集中・意思決定の現実的な回し方に目線を戻してくれる。

「引き寄せる」より「手放す・減らす・整える」。この反転が、仕事終わりの脳みそにも優しいんです。

 

自己啓発疲れの人へ提案

 

セルフヘルプ本をハシゴして、気づけば「読んだのに変わらない自分」に落ち込むループ。

正直、私もその一人でして…笑。

本書はそこで罪悪感を煽らず、“仕組み化”と“小さな実験”という地に足のついた選択肢を出してくれます。読後に「明日これやる」まで落ちるのがいい。

 

行動科学好きな人へ提案

 

心理学×習慣設計の視点で“引き寄せ神話”をやさしく分解。

難しい数式は出てこないのに、行動の設計図はちゃんと手元に残ります。めちゃくちゃ新鮮でした!

 


「願えば叶う」の盲点解説

 

自己責任論の落とし穴

 

「叶わないのは、あなたの思いが弱いから」って言われたら、心が折れます。

本書はそこに待った。

構造的な制約(時間・お金・情報格差)や運の分散を織り込まずに“自己責任”で片付けると、学びが止まるんですよね。

“逆寄せ”は、「コントロールできる領域だけを攻める」という実践モード。スパルタじゃないのに、ブレない。

 

ポジティブ偏重の罠解説

 

「ポジティブでいれば奇跡が!」って、気持ちは分かる。私も好きです、ポジティブ。

ポジティブになれば、いいことも寄ってきそうですし、生活も豊かになりそうですよね?

でもポジティブにも落とし穴が・・・

では、ポジティブになりすぎるとどのような落とし穴があるのでしょうか?

本書で詳しく解説されていますので、ぜひ読んでいただきたいです!

今までの概念が180度変わること間違いなしです!

 


読みやすさと文章の質

 

体験→検証→反転(逆寄せ)→実践、という一連の流れが一本のレールみたいに敷かれていて、読む側はその上をスーッと滑っていくだけ。

まず「あるある…!」と頷いちゃう体験談で共感をつかみ、つぎに簡潔な検証で前提をいったんフラットにする。

そこで価値観をひっくり返す“逆寄せ”の視点が入って、「なるほど、そう考えるのか」と腑に落ちる。

最後はすぐ試せる小さな行動提案で締めるから、ページを閉じる頃には手が自然と動いちゃうんですよね。無理やり背中を押される感じがなく、「共感→理解→行動」までが気持ちよく繋がる設計です。

 

レイアウトも読みやすさに全振り。1〜2ページごとに区切りが入るミニチャプター形式で、小見出し→短文→要点というリズムが続くから、脳の負担が軽い。

一文一義で余白もたっぷり、要点だけスッと入ってくるので、途中で中断しても再開がラク。

スマホでサクサクめくる前提のテンポ感で、スクロールするたびに小さな達成感が積み上がるのも、読了までの推進力になっています。

 

体感としては、正直、通勤の往復で半分までいけちゃうテンポ感。

行きの電車で「体験→検証」をいくつか回して、帰りには「反転→実践」まで持っていける、みたいな。

各セクションが“短い問い&すぐ答え”で閉じるから、スキマ時間に切り取っても内容が散らばらないのが嬉しいポイントです。

読み進めるほどメモしたくなるフレーズも多くて、「明日はこの一個だけ試そう」と自然にタスク化できる——そんな軽やかな読後感が続きます。

 


まとめ:読んだあと、ちょっと軽くなる

 

「引き寄せって嘘?」という挑発的なタイトルに身構えつつ、読み終わるころには肩の力が抜けているはず。

願いは大事。でも、願いに全部を委ねない

この距離感が身につくと、自己啓発の沼からスルッと抜け出せます。

皆さんもぜひ読んでみてください!

こんな素敵な“逆説の実用書”、見逃したらもったいないですよ!

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