【圧巻の世界観】『七律の詩篇 焔の皇女アグニス 存在の挽歌』著者JILLが描く魂の物語!
引用:note投稿ページより
⚪︎ブログ運営者kimkim紹介
読書家:1日1冊以上読書、累計1000冊以上読了、元々は読書大嫌い
小説やビジネス書、エッセイなど幅広いジャンルを扱い、読書の魅力を発信しています。
皆さんが気になる本を見つけられるよう、詳細に書評をします。
○自分探しをしている人
○作者の世界観にどっぷり浸りたい人
・
「最近のファンタジーって、どこかで見たような世界ばかり…」
そんなふうに思っていた私に、まさかの衝撃を与えてくれたのが、JILLさんの『七律の詩篇 焔の皇女アグニス 存在の挽歌』でした。
読む前は、正直あまり期待してなかったんです。タイトルがちょっと重そうだし、世界観も複雑そうで…。でも、いざ読み始めたら止まらない!気づけば朝方まで読んじゃってました笑
火を司る少女アグニスの旅路が、もう本当に美しくて、切なくて、でも力強い。読み終えたあと、心にぽっと火がともるような感覚になります。
この記事では、そんな『七律の詩篇 焔の皇女アグニス 存在の挽歌』の魅力をたっぷり語っていきますよ!
皆さんもぜひ、この作品に触れてみてください✨
目次
『七律の詩篇 焔の皇女アグニス 存在の挽歌』とは
物語の概要と世界観
物語の舞台は、「六つの皇家」が統治する壮大な帝国世界。
その中のひとつ、“火”を司るヴェルディア家に生まれた少女・アグニスが主人公です。
彼女は、戦火の中で命を落とした兄の遺志を胸に、火の力を継ぎます。
でもね、この物語のすごいところは、ただの「復讐」や「使命」だけじゃないんですよ。
世界の根幹を支えている“律(ことわり)”という法則が崩れ始め、精霊や龍、そして過去の記憶までが彼女に関わってくる。
スケールが大きいだけじゃなくて、そこに「人間の本質」みたいな深さがあるんです。
「自分とは何か?」
「誰のために生きるのか?」
読んでるうちに、自然と自分に問いかけてしまう、そんなストーリーです。
ジャンルと読後感について
ジャンルとしては、いわゆる“ハイファンタジー”。
でも、剣と魔法の冒険活劇!というより、どちらかというと叙情的な雰囲気が強いです。
言ってみれば、“魂に響く詩”みたいな物語。
また、本作は文芸的要素にファンタジーと詩的表現を融合させた作品でした!
多層構造を意識した視点と語りの構成が物語をより深いものにしていました。
読後感は、すっごく静か。でも、じわーっと胸の奥が熱くなるような。
「この世界に生まれてきてよかったなぁ」とか、「もうちょっと頑張って生きてみようかな」とか、そんなことを思わせてくれます。
私は読んだ翌日、しばらくぼーっと空を見上げちゃいました笑
読者ターゲットと想定層
この作品がぐっと刺さるのは、こんな方じゃないかなって思います:
-
自分探しをしている人
-
心のどこかに「生きる意味」を問いかけてる人
-
物語を通して何かを得たい、変わりたいと思ってる人
中高生から大人まで幅広く読めるけど、特に20代〜30代の感受性が高い人たちにはグッとくると思います!
この本を読むべき理由
向上心ある人に刺さる理由
この物語、正直めちゃくちゃ深いんですよ。
アグニスが旅の途中でぶつかる壁って、すごくリアル。
読んでるうちに、「私も何か変わらなきゃな」って思えてくる。
向上心のある人ほど、この作品から何かヒントを得られるはずです。
おすすめの読み方とタイミング
個人的におすすめしたいのは、「休日の昼下がりにじっくり読む」スタイル!
スマホやSNSからちょっと離れて、静かなカフェとか、自宅のベッドの上でまったり読み進めるのが最高です。
ちなみに私は、オーケストラ系のサントラをイヤホンで流しながら読みました。
アグニスの世界観と相性バツグンですよ!
1章ごとに余韻があるので、じっくり噛みしめて読むのが◎。
速読より、味読が向いてるタイプの本です。
深いテーマとメッセージ
『存在の挽歌』というタイトルの通り、この物語の根底には“存在とは何か”という問いが流れています。
「兄の意志を継ぐのか、自分の願いを貫くのか」
これって、実はすごく現代的なテーマだと思いませんか?
家族、仕事、社会――
私たちも、いつも誰かの期待と自分の本音のあいだで揺れていますよね。
アグニスはその狭間で悩みながらも、自分の答えを見つけていきます。
その過程が、本当に丁寧に描かれていて…まるで自分自身を見ているような気持ちになります。
“律”という言葉も印象的です。
これは世界を支える法則であり、人々の信じる正しさの象徴でもあります。
でも、時代が変われば“律”も変わる。
私たちも、自分の中の「こうあるべき」を問い直すべきときなのかもしれません。
この作品は、そうやって静かに、でも力強くメッセージを伝えてくるんです。
まとめ
読むことで得られる感情
読み終えたあと、胸の奥に火が灯ったような感覚になります。
燃え盛るような情熱というよりは、芯に残るあたたかさ。
「私も、自分の“律”を信じて進みたいな」って、自然と思わせてくれるんです。
心がちょっと疲れているとき、迷っているときにこそ、読んでほしい一冊。
きっと、あなたの中に優しい変化をもたらしてくれるはずです。